5/10のイベント、標本づくりにチャレンジ!です。
気持ちいい五月晴れです。
初めての採集イベントですので、どんな具合になるのか楽しみです。
参加者は御父母様あわせて、20名ほどの団体になりました。
Y君の“あみの持ち方”のお話は、心に残った。
一人ひとりに、優しく、丁寧に、子供達の目線で話していた。
君はきっといつか良いパパさんになるわ。

いよいよ昆虫採集です。イェーイ!
当日は、NHK神戸の取材がありました。
ぼくもわたしも、テレビに出るかな。たのしみですね。
みんなオオカワトンボ採集に夢中です。川にはまったらあかんでー。
スジグロチョウなどが飛んでくると、
お子さん達は目を輝かせて、ネットを振り回しています。
たいへん健康的でほほえましく、これこそほんとに、子供らしい、自然の姿だな、と思いました。
時々、車が通りますので、そのときは声を掛け合います。
むしむしひろばのイラクサにアカタテハの幼虫がいるとMさんが教えてくださいました。
みんなで見に行きました。

ベテラン虫屋のネットさばきを伝授!
ディレクターさんもネットを振りたそうですね。
キリギリスの幼虫もたくさんいます。バッタ採りも楽しいです。

バッタ、おるかな?
右手の道より上に登ると草地になっています。
水たまりにはアメンボがいます。鹿の足跡があります。
ダニが多いそうなので、気をつけなければなりません。
イラクサやダニを考えても、服装は長そで、長ズボンをすすめたほうが良いと思います。
ミツバチの巣別れ、を発見!
新しい女王が居残って、もといた女王が出て行って
巣別れしていることをM先生が講義してくださいました。
さあ、館に帰ってお弁当、と思いましたが、皆さんなかなか、館に足が向きません。
それほど、昆虫採集は楽しいのだと思いました。
Yさんがスギの樹皮下からマスダクロホシタマムシの蛹を採集しました。
美しい成虫にはいつなるのでしょうか。館で見ることができますよ。楽しみです。
昼食、後回しで標本製作に掛かります。
カウンタでは、きれいなガを採集した女の子が
一日館長のKさんにといっしょに同定作業をしています。

Mおじさん、お疲れ様です。キャメラさんもお疲れ様です。
僕は甲虫でやってきましたから、チョウの展翅は久々でした。
きちっと決まると結構うれしいです。
トンボのお腹に通す、ホウキグサがなかったので、
裏に走って、庭掃きのシュロ箒を少しちぎってきました。これをお腹に通しました。
虫を〆るときの説明がちょっと難しいです。
なるべくきれいな標本にして、長い間、保存できるよう、使えるようにしよう、
今日の思いでのために長く置いておけるようにしよう、ということを伝えました。
当たり前ですが、虫を殺すことが目的で、採集しているのではないことはお伝えしたかった。
いくつも同じものを採っていて、逃がしてあげようというものは館庭に逃がしてあげました。
また、ラベルの大切さを伝えました。その場でラベルは記入戴きました。
二週間ほどで標本ができるので、そのときに取りに来て下さい、
と御父母様にお伝えしました。また来館していただけるとのことです。
今年の夏休みの宿題に昆虫標本を考えているのなら、
標本収集には今がちょうど良いタイミングですよ、とお勧めしました。
種類数の多い今頃から標本集めをしないと、
夏休みになって、いざ集めようと思っても、種類が限られてしまう事をお伝えしておきました。
来月も開催いたしますので、ぜひまたご参加下さい。楽しみにしています。
(山本 勝也)