佐用町昆虫館オフィシャルブログ


by konchukan1

2月2日(土)の昆虫館(越冬中)

2月になりました。
今日は天気予報の通り、日差しのある暖かい日になりました。
約一ヶ月ぶりに昆虫館の様子を見に来ました。
暗い谷間には残雪がありますが、道路を含め、雪の少ない年です。

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北側の影と、谷川向きの屋根に少しだけ雪がありました。
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室内の生き物たちも、じっと我慢して冬越し中でした。

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オヤニラミも
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タガメ、ガムシ、クロゲンゴロウなどもじっとしていました。

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庭のキジョランの葉には食痕が確認できます。
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めくってみると、アサギマダラの幼虫がいました。
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他にも小さな幼虫が確認できました。
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今日はこのあと佐用町の山で、冬の生きものの観察をしてきました。
 みなさんの住んでいる地域でも似たような環境があれば、同じように見つけることができるかも。
 初心者の人でも見つけやすい、オオムラサキの越冬幼虫探しです。
 まず、大きなエノキを探します。乾燥した平地よりも、山や丘の少し湿った所が良く幼虫が見つかります。

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 根元のエノキの葉っぱをていねいに一枚ずつめくり、約1.5~2cmの越冬幼虫を探します。すると、条件がいい場所では、一枚の葉に数匹が一緒に越冬していることもあります。

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 一緒にゴマダラチョウの越冬幼虫も見つかります。背中の突起の数がオオムラサキは4つ、ゴマダラチョウは3つなので、慣れると識別ができます。
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数を数えたら、記録を残して、同じ場所に返してあげましょう。毎年、何匹の越冬幼虫を同じ場所で確認できたか、継続して調べることも素晴らしい観察になります。
ぜひ、成虫のシーズンを楽しみにしましょう。


次に、知人から教わった、ニホンリスがその地域に棲息していることを確認する方法である「森のエビフライ探し」を紹介します。
 ニホンリスは、数も少なく、とてもすばしこいので、山に良く行く人でもめったに出会えません。絶滅してしまった地域もあります。しかし、アカマツの松ぼっくりの中にある種が大好きなので、特徴のあるかじり跡を作ります。

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 これが「森のエビフライ」と呼ばれる、ニホンリスが松ぼっくりのりん片をかじりとった後の形です。 ちょっと見ると、まるでエビフライです。
 アカマツの多い、山の尾根筋で、注意深く地面を見ると、集中して森のエビフライが見つかりました。
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どうやら佐用町にもニホンリスが暮らしているようです。
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少しずつ日の出が早くなり、夕方は5時を過ぎても明るくなってきました。
春はすぐそこまで来ています。
 佐用町昆虫館は4月6日(土)から開館を予定しています。
 皆さん、もう少し待って下さい。

(報告:末宗安之)


by konchukan1 | 2019-02-02 22:39 | 佐用町昆虫館日誌 | Comments(0)