2018年10月7日(日)の昆虫館
天気:曇り後時々晴れ 来館者:25名
一日館長:末宗安之 サブ館長:八田康弘
台風一過とはいかず、曇りがちの朝になりました。
途中、平福では地元の秋祭りのようでした。

昨日、水槽の水生昆虫が少なくなってきたので、一人で「ゲンゴロウ捕獲ガサガサ団」を結成し、播州の池に入っていきました。
そして・・・・。
新しい展示用の仲間が増えました。
メインは「コガタノゲンゴロウ」のオス、メスのペアです。


ホンゲンゴロウより一回り小さいサイズですが、ちゃんと黄色の縁取りがあります。体の裏面は黒褐色で、ホンゲンゴロウのようなトラ模様はありません。最近、各地で増えているようで、ほとんど記録が無かったところでも発見の報告が出ています。それでも、鳥取県では条例で採集禁止となっています。

他に、クロゲンゴロウ、ガムシ、オオコオイムシ、コオイムシ、クロズマメゲンゴロウなどを新たに展示用水槽に入れました。
今日は開館後、しばらくしてすぐにお客さんが来られました。

色々な虫やイモリ、イシガメを触ったり、魚への餌やりも楽しんでくれました。

今日もアリジゴクマンションは皆さんに大人気。アリや小さいクモを見つけて放してみます。
暖かくなって、ブッドレアに夏眠空けの各種ヒョウモン類が集まってきました。そしてアサギマダラも登場!


早速2頭を採集し、マーキングをして放蝶しましたが、逃げることなく、花に来たり、産卵を始めたようです。庭のキジョランにまとわりついていました。

フェンスのキジョランに卵も確認しました。
今日は午後になると日差しも強くなり、虫の原っぱ付近では、ツマグロキチョウを数頭、確認。

午後も家族連れの方々が楽しんでくれました。彼はオオゴキブリがお気に入りになったようです。

地元の方もリピーターで来てくれました。

まだ、閉館時間になってもマーキングをしたアサギマダラは吸蜜していました。これから長い旅に出るためのエネルギーの充填でしょうか。

今日確認できた虫は、他にオオウラギンスジヒョウモン、ミドリヒョウモン、ウラギンヒョウモン、ウスバキトンボです。
まだ、アキアカネが寺谷川沿いに確認できません。
明日もアサギマダラが庭にやって来るでしょう。ひょっとしたら、各地のマーキングされた個体が飛来するかも・・・。楽しみですね。
(報告:末宗安之)