4月22日(土)の昆虫館
2017年 04月 22日
スタッフ:久保弘幸、 齋藤泰彦、協力:るり坊
天気:晴れ
入館者:4人
天気は素晴らしくて
春を満喫できる条件があったのに
訪問者は4人だけでした。
スタッフの数は訪問者を上回り、
私のほか、野村先生、瑠璃坊、そして久保さん、斎藤さんと
大変豪華な顔ぶれでした。
サルの鳴き声が聞こえる中、うららかな日和を楽しみました。
先週土曜日の松下さんのおかげでか構内はきれいで、
いろいろな花が咲きまたは咲きだし、連休の訪問者の受け入れ準備はばんたん。

土曜日に持ち込まれた昆虫は、オオゴキブリ(10頭ほど)、
網室に柞蚕幼虫(8個体)以上竹田、
ヘラクレス雌雄、天蚕幼虫2(久保さん)、ギフチョウ( 齋藤さん)です。

ナナフシ幼虫の孵化がすごくて
容器いっぱいになっているだけでなく、外まで逃げ出しています。
クサギカメムシが動き出してきました。
畳の部屋の外のアサギマダラ幼虫は姿がみえません。
アオバセセリも蛹のまま。
外にはテングチョウ、Pieris属の白蝶が飛んでいるのが見かけられました。
プラナリアを黒の背景に置くと黒い色素胞ガ現れるのですが、
調べてみるとN-アセチル転移酵素(NAT)というメラトニン合成酵素の一つが関与しているようです。
これはおたまじゃくしの色を変える機構と同じものです。
サクサンの光周性(日長を図る仕組み)にも関与しています。
自然界では簡単な仕組みを使いまわして
いろいろの目的に役立てていることがわかります。
メラトニンは不登校児の治療や、ジェットラグ(時差ぼけ)の対応に、
アメリカのドラッグストアでは処方箋なしに買えるようになっています。
東京農工大の学生の辻奈々子さんの色鉛筆で書いた精密画数点を展示しました。


河村さんがプリントアウトしてくれたものです。
それと例年おなじみの菅原さんのオオミズアオのアクリル画をかけました。

Tenebrioのカルチャーはほぼ全滅です。
タガメも先週は水中に潜ったままだったのが、
今週はサイフォンを空中に出していますので
休眠からさめたのだと思います。
六甲ではカエルの声が聞こえるが、
昆虫館周辺ではまだカエルさんはお休み中かも。
さあ今週末から5つ星レストランも開催されます。
瑠璃坊も行きたいなといっています。
みんなで楽しいフェスティバルにしましょう。
(報告、一日館長:竹田真木生)