7月25日(土)の昆虫館
2015年 07月 27日
天気:晴れ
記帳者:76人
蒸し暑い一日となる「予報」でしたが、
昆虫館では大したことはありませんでした。
標本室は、室温21℃、湿度52%に保たれているため最も快適な空間です。
「昆虫タッチ」や、お絵描き、調べ学習ができる部屋でもあり、
卵を守るタガメのお父さんやドンコがみみずを食べる様子、
そして、新設の「昆虫酒場」。
カナブンやクワガタなどが、丸太に仕掛けられている昆虫ゼリーを溶かして固めた
“樹液”吸っている展示などを一望できるラボ内も、
冷房を効かせているので過ごしやすいところです。
パイナップルに群がるカブトのいる「網舎」や、
モリアオガエルのオタマジャクシが成長している水路、
クサガメが甲羅干しをしている池、


メダカやイモリが餌を食べる様子が観察できる「ほたるビカピカ池」、
蝶が飛んでくる「おにぎりパクバク広場」などの外回りも、
下界?の暑さに比べれば、天国のような過ごしやすさでした。


夏休みでもあり、たくさんの方々にお越しいただきありがたい次第です。
十分な「おもてなし」ができなかったのではないかと不安もありますが、
下手な説明を一生懸命聞いてくださる姿勢に感謝しています。
どなたも、比較的長く滞在され、4月開館以来、何回となく来館されているご家族も多く、
飽きられてはいないのだなと、ほっとするやら嬉しいやらで、
あっという間に閉館の時を迎えてしまった感があります。
「お接待」する方も無理をせず、
楽しみながら「昆虫館生活」を送るのが長続きするコツみたいです。
この日のトピックスは、
① イシガメとクサガメのお散歩

②カブトの季節始まる
③タガメのお父さんがんばって!
④マムシより多くいる毒ヘビって?
⑤大人への試練に立ち向かうモリアオガエルの子どもたち
⑥すくすく育てイモリの赤ちゃん……。
館内での事故防止や飛び出しによる交通事故などには十分注意喚起しつつも、
こちらが楽しんだり、来館者の方々に教えていただいたり、
様々な情報をもらっては発信するなど、
昆虫館が子どもや虫や自然を愛するたくさんの人たちの交流の場になればいいなと思いつつ、
帰路につきました。
(報告、一日館長:野村智範 )