4月5日(日)の昆虫館:むし開き
2015年 04月 07日
サブ館長:三木進
スタッフ:清水哲哉、竹田真木生、野村智範、八田康弘、東輝彌、岡本俊治、金子留美子、前原繁仁、岡田浩資、刈田悟史、脇村ファミリー、三木幸子(家族会員)
入館者:25人
天気:雨のち曇り
午前9時過ぎ、昆虫館に着くと雨がしっかり降っていて、レイン・ウエアを着て、
大量の荷物をピストン。

「むし開きの雨の確立って50%超えてるね」と妻。
私はいつから雨男になったのでしょう。
野菜を即売して下さる地元の方が早々と来られ、重たい販売台を一緒に移動。
内藤先生が来られ、次々と懐かしい顔が。
即売が始まり、朝採りの野菜に、美味しいお米、ユズ味噌やこんにゃくに、
新登場の甘夏のジャム、ぶどうジャムはなかなかのもの。

皆さんを紹介し、野村先生の音頭で「霊気のみつる船越山の 琉璃寺のふもと わらべら集い」と
竹田先生作詞の「昆虫館の歌」を合唱。

開館以来、昆虫館の電気系統の工事をして下さり、何かあると携帯一本で飛んできて下さる
春名薫さんに内藤先生から感謝状を贈りました。

紙一枚ですが、私たちの感謝の気持ちです。
お孫さんも一緒に参加して下さいました。
この日が最後となる清水さんにも感謝状と竹田先生の感謝のハグが。

都合により、ハグの写真は掲載いたしません。
そして、あの大変な災害からの復興を手伝い、以来、さまざまな場所で
私たちにその成長ぶりを楽しませてくれた大江君に、
竹田先生からアメリカ土産の「感謝のTシャツ」が送られました。

さっそく
「それ結構目立つで」
「どこへ着て行く」と外野からヤジが!
金子さんの豚汁、幸子のおでんで昼食に。
せっかく、皆が集まったので、午後からは重労働に挑戦。
倉庫のクソ重たい使えなくなった標本ダンスの搬出。
鉄製ひと竿、木製ふた竿。
まずは倉庫内のものを外に出し、搬出路を作り、
八田先生がどのルートで出せるかを定規を片手に算段。
木製は何とか出せました。
だが、鉄製は本当に運び出せるのかという重さと体積。
ここで俄然、頭角を現したのは、東さん。
まずは、古い竹の補虫竿に目を付けて短く切ってコロにすることを提案。
「時代物なので切断は出来ない」と、ダメ出しすると、
幅20㎝、長さ1mほどのスチール製の棒で作った枠を持ち込み、
床にまず、ダンボールを敷き、その上に枠を。
重い標本ダンスを枠に乗せて滑らせると、「動いた!」
30㎝ほどずつ移動させ倉庫から標本室へ。
そして廊下へ。

横に倒して出入り口から外へ。※内側の写真

無事、外の雨に当たらないところに移動できました。※外側の写真

10人がかりの大仕事でした。
東さんの提案もあって、この際倉庫内のレイアウトも変更。
大掃除も断行。

とても広くなりました。
おやつには内藤先生の奥様の手作りクッキーに、金子さんのチョコレートの差し入れ。
コーヒーや月桃茶も出ました。
美味しくいただきました。
刈田さんは、倉庫で見つけた数十年前のモモンガの液浸標本のカビを除去し、
アルコールを交換。見事、甦らせてくれました。

そしてデシケータ内のシリカゲルも再生。
炒め方のコンテストも行われました。


最後は全員で掃除し、別れと新たな出発の「むし開き」をお開きにしました。
(報告、サブ館長:三木進)