佐用町昆虫館オフィシャルブログ


by konchukan1

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天気:晴れ
担当:野村智範

地元の左官屋さん、国上氏と従業員の方によって、
池の修復作業がなされましたので報告いたします。
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暖かい12月とは言え、
早朝の昆虫館は、かなり冷え込んでいました。

ストーブをたくなど、精一杯、暖房しても、ラボ内は10℃以上にはなりませんでした。

12月20日(日)の作業ですっかり空になっていた池でしたが、
その後の降雨で水深10㎝まで水が溜まっていました。

本日の作業に備えて、前の日に、
水中ポンプで汲み出したものの、中央部の凹みには水が残っていました。
そこで、かねて用意していた「紙おむつ 大人用」(フラットタイプ)~長方形シート~を
2枚浸したところ、吸水ポリマーの大活躍により、
あっという間に残りの水は無くなりました。

紙おむつが破れない程度に水分を押し出すように絞ると、
ある程度までは再び吸水しました。
水分を蒸発させたら再び使えないかと、現在試行中です。
紙おむつは、1枚30円程度です。

「吸水ポリマー」は、砂漠の緑化などに、いろいろ利用されているようですが、
それ自体は、目に入ったりしては一大事になりかねませんから、
紙おむつを分解するようなことはしてはいけませんが、
身近な場面で、様々に役立ちそうです。
もちろん、本来の目的で、近い将来お世話になるのでしょうが。

さて、まずガスバーナーで岩の表面などを乾かす。
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セメンをこねては、はっていく。
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次に際の部分を丁寧に防水性のコンクリで埋める。
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さらに細かく補修する。
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作業は順調に進み、後は、28日(月)に水を張るように指示を受けました。
減水するようなら、再度、コンクリートの表面に防水素材を塗布するとのことです。

作業終了後、ラボ内でコーヒーを飲みながら、
水害の時のことや、展示の魚類、クワガタの標本、
カブトの飼育などに話が及びました。
国上氏は、三河地区地域づくり協議会の役員のおひとりのようで、
昆虫館のことを気にかけていて下さるのだなと感じました。
ありがたいことです。

なお、池から撤去した石の上に生えていた苔やその他の植物は、
丁寧に剥ぎ取り別に育てています。
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メダカは、我が家の水槽とすぐそばのビオトープで、すこぶる元気に泳いでいます。
イモリの何匹かは、これも我が家の水槽で春を待っています。

昆虫館の他のイモリは、冬になって、いつの間にか、居なくなりましたが、
修復され、水をたたえた池に帰ってくることを期待しつつ現在までの報告とします。
(報告、野村智範)
by konchukan1 | 2015-12-27 22:21 | 佐用町昆虫館日誌 | Comments(0)
越冬隊長:野村智範
隊員:岡田浩資、末宗安之、三木進、三木幸子

天気:曇り時々晴れ

午前8時前に明石を出た時は2℃、加古川で3℃、姫路で2℃。
山崎で1℃、切窓、八重谷の峠は凍結しているのではと心配したが、
無事三河へ。しかし、気温はついに0℃に。

何とか昆虫館に着くと、野村先生が1時間以上早く来られて、
作業の真っ最中。
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「10℃にはなっています」というラボ内で長靴に替えて、
ほたるピカピカ池に。
すでにポンプUPが進んでおり、網で底の落ち葉や土砂を排除。

末宗先生、岡田さんも到着。
泥出しに励み、底が見えてきたところで「中の石はすべて除けておいてと言われてる」と野村先生。
何度も挑戦し、野村、末宗両先生がついに巨石を池の外へ。
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池の底を洗ってはポンプで排水。
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さらに高圧洗浄機で垢落とし。
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野村先生は、まだ頑張る。ブラシでゴシゴシ。
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大分きれいになったので岡田さんと三木は、カミキリハウスの古い材を撤去。
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途中から「何か力仕事を」と、末宗先生。
お蔭ですっかり整理できました。
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古い枝にはコクワガタの3齢幼虫も。
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枝を積むことで、カミキリやクワガタの生育環境が出来ています。

自然状態でのカブトムシの幼虫も、しっかリ育っていました。
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まだまだいましたので、岡田飼育隊長の判断で、春までそのまままに。
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お昼に黒毛和牛のスジ肉を使った美味しいおでんを食べ、
また作業。

池に目をやると野村先生が何と、最後の水分を雑巾に集めてピカピカに。
小学校の運動会の前日に雨が降ったりすると、この雑巾作戦をされたそうです。
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そして、池の底のセメントゴテの跡を見ながら、
「齋藤さんは、これを一人でやったんやなー」と。

今回、池の漏りを修復して下さる親方も来て下さり、
「これならOK」と野村先生の苦労も報われました。
ただし、自然石を使った池はとても難しいそうです。
作業は、まる一日かかる予定で、野村先生が立ち会って下さいます。

枯れ木や枯草の整理や、ビオトープの排水口の調整なども進み、
野村先生は「お正月に地元の方が通られるから」と落ち葉を大量に集め、
枯草を刈られました。

最後に懸案の本棚が出物がありましたので購入。
無印で2980円。何と75%引の超特価です。
収納できる本も増え、空間的にもずっと広くなりました。
幸子は、館内の備品チェックを徹底。

実は参加者全員、帰りがけはぐったり。「疲れた」が挨拶になりました。
これで年内の越冬隊は終了です。
皆様、この一年間、本当にありがとうございました。

次は、楽しい開館準備です。
また、新たな出会いに向かって春を待ちましょう。
佐用の、船越の光の春を!
(報告:三木進)
by konchukan1 | 2015-12-21 23:28 | 佐用町昆虫館日誌 | Comments(0)