佐用町昆虫館オフィシャルブログ


by konchukan1

<   2014年 11月 ( 5 )   > この月の画像一覧

紅葉舞う、
休館中の昆虫館に「落ち葉かき」に行ってきました。
f0177529_18462852.jpg


f0177529_18385199.jpg


竹箒でひとはき!
f0177529_18394491.jpg


川側の水槽のカブトムシの幼虫のマットを入れ替え。
50リットルを3箱。腰痛が起こりそうでした。
f0177529_18412714.jpg

f0177529_18414663.jpg


ビナンカズラが見事に色付き、
f0177529_18532360.jpg

ヒメカマキリが命の灯を見つめ、
f0177529_18511412.jpg

アサギマダラの小さな幼虫が生きるために食べ、
f0177529_18533519.jpg

ツチハンミョウの仲間が、冬籠りの場所を探していました。
f0177529_1914576.jpg

※私たちの「越冬作業」は、年内にも行います。今年は暖冬で、まだ葉が落ち切っておらず、
いつ、行うかを、野村先生が、頃合いを見計らって下さいます。
今しばらく、お待ちください。
(報告:三木進)
by konchukan1 | 2014-11-23 18:59 | 佐用町昆虫館日誌 | Comments(0)
今年も「いどうこんちゅうかん」は東北支援に出かけました。
9月20日(土)の『こどもひかりプロジェクト』の 「ミニフェスティバル in ムシテックワールド(福島森の科学体験センター)」と、9月21日(日)に3年ぶりに開催された「田村っ子ゆめまつり2014」(福島県田村市船引公民館)のふたつのイベントに参加してきました。

まずは9月19日。前日入りで、カヤ虫の採集です。

郡山に着いて空を見ると快晴のようです♪
トンボやチョウを採るため、勘に任せて車を走らせました。
郡山からわずか10分、10分もかからなかったかもしれません。
目の前には阿武隈川が現れました。河川敷に降りられる道があったので、とりあえず様子を見てみることに!
f0177529_22293387.jpg
いきなりジャコウアゲハ♀が眼前を飛び立ちました。
これは期待できるかもしれません。ということで散策開始♪

ノシメトンボにウスバキトンボ、アキアカネも見ることができました。水たまりでは、シオカラトンボ♂同士のデッドヒートに僕らも参戦。完敗でした笑 
彼らは本当にすばしっこいですね。
また、川沿いでギンヤンマがいましたが、これには網が届かず・・・

チョウは、小さなシジミチョウはカヤ虫に適さないため、シロチョウよりも大きなサイズを集めました。案外、多くの種を見ることができたことが驚きでした。
ハギの仲間に集まっていた多数のキチョウの他に、ジャコウアゲハ、アゲハ、キタテハ、ミドリヒョウモン♀、メスグロヒョウモン♀、コミスジ、ヒメウラナミジャノメ、イチモンジセセリが採れました。(ジャノメとセセリはジミですが・・・笑)
ヒョウモンチョウはツマグロヒョウモンがいないことが新鮮で、何ヒョウモンか期待させてくれます。福島でも数年前から定着しているという話は聞きますが・・・

予想外にカヤ虫集めができたため、のんびりと河川敷でご飯を食べました。



そして、採集の後、郡山から1時間半。海に向かって車を走らせました。
f0177529_1411541.jpg
写真の場所は、9月15日に開通したばかりの国道6号線を少し海岸沿いに入ったところです。
僕らも僕らなりに考えるには、やはり現地を見るということは大事だと思っています。個人によって感じ方は違ったと思いますが、今回も現地を見ることができたのは貴重な機会になりました。

放射性物質は土壌表面に吸着しているため、除染のために崖の表土が削り取られているということなのでしょう。ここは区域外ですが、帰還困難区域内には、このような普通ではありえない光景が普通に存在していました。
目には見えない、測定器の数字にその存在の有無を頼らざるを得ない放射性物質とどのように向き合って行くべきなのでしょうか。また、汚染物質の最終処理場はどのように決まるのでしょうか。
f0177529_22322363.jpg
黒い袋に汚染処理物を入れて、そのまま置かれているところも目にしました。同じ日本なのに、おかれている状況が違い過ぎました。もはや、人間の力を遥かに超えたことが起きていると。。。
少なくとも僕らは生きている間、この問題に向き合って行かなくてはなりません。
と思いながらも、日常生活とあまりにかけ離れた現実に、普段の生活の中で自分事としてリアルに考えることができていないということに気が付きます。防災に関しても言えることですが、結局は一人一人の意識の問題なのでしょう・・・
f0177529_14112480.jpg
もとは、家があり水田が広がっていたのでしょう。ここは帰還困難区域の外ですが、除染作業をする人以外に人影は見えませんでした。



さて、そんな中。。。虫屋さんを美化するということではありませんが、どこへ行っても視線が変わらない2人。この2人は何を発見したのでしょうか? (ヒント:地表付近を飛び回っています。)
f0177529_14113916.jpg
答え:ハンミョウの仲間です。ルイスだったかな!?
どこに行っても虫好きの視線は自然と虫へ行くものです。


最後の締めは、黄昏時のヤンマ採り。
体の大きなギンヤンマやマルタンヤンマがいらっしゃいました。採れそうで採れないもどかしさ。
ただ、その数には驚かされました。。
f0177529_14115232.jpg
トンボを見つつも、なぜ人はこんな状況下に置かれてもなお、「お金」や「効率」ばかり優先させてしまうのでしょうか、と考えてしまいます。本当に不思議な世の中に思えます。


ま、とりあえずはイベントに向けて体を整えて行きましょう。
明日から「いどうこんちゅうかん」が2日連続で開催です!!
生き虫の準備は万全です。今回はどんな子どもたちが来るのでしょうか? いよいよ始まります。
明日に備え、一同が選んだのは、、、、「円盤餃子」♪うん、美味しいですね。
f0177529_22562729.jpg
(報告:小林慧人)
by konchukan1 | 2014-11-05 23:42 | いどうこんちゅうかん | Comments(0)
9月20日(土)福島県須賀川市にあるムシテックワールド(ふくしま森の科学体験センター)で開催された「こども☆ひかり ミニ・フェスティバル」に参加しました。

今回のミニ・フェスティバルのメニューは
★アジアの文化を体験してみよう!(九州国立博物館)
☆サイボーグ~きみの筋電でロボットが動く(日本科学未来館)
★化石のレプリカづくり(兵庫県立 人と自然の博物館)
☆いどうこんちゅうかん(NPO法人こどもとむしの会)
★タネであそぼう~移動博物館車「ゆめはく」~(兵庫県立 人と自然の博物館)
の5つです。
「こどもひかりユース」(東北大学や宮城教育大の学生)9名も参加しました。
f0177529_1431497.jpg
養老 孟司さんが館長のムシテックのロゴです。以前、養老さんの本に出ていた、コスタリカのキノコムシに似ている気がしました。よく見たら前胸と逆からアンテナが出ているので、おかしいなと思っていたら丸の中が「虫」になっているのですね・・・。言われるまで気づきませんでした・・・。

f0177529_14371222.jpg
来場者の数はかなり少なかった印象でした。

f0177529_14411431.jpg
神戸大の河村さんからいただいたジャコウアゲハの幼虫はウケがよかったです。幼虫、蛹、成虫と全ステージいただき、成虫は蚊帳の中に入れていたので、幼虫を見せながら成虫の姿も確認してもらえたのでよかったです。

f0177529_14343435.jpg
南国のチョウがたくさんいただけたので、ものすごく豪華な蚊帳になりました。なんだか元町の昆虫館を思い出します・・・。

f0177529_1432642.jpg
このハチマキした人だれやろう?と思って、別の写真をみたら自分でした。珍しくお絵かきの子を見てますね。
「こども☆ひかり」のオレンジのバンダナは、スタッフのしるしです。

f0177529_14355058.jpg
ゆめはくはヒッツキムシで髪飾りをつくるブースでした。むしテックの中でも髪にモルフォチョウの絵をくっつけた子の姿がちらほら。

f0177529_14353198.jpg
九州国立博物館の「アジアの文化を体験してみよう!」の民族衣装のブースでした。かわいいですね。

f0177529_14362254.jpg
積み込みは男子のお仕事です。笑 
おつかれさまでした!

たいけん者数:80人
こどもとむしの会スタッフ:吉岡朋子、小林慧人、阪上洸多、徳平拓朗
(報告:阪上)


by konchukan1 | 2014-11-05 23:41 | いどうこんちゅうかん | Comments(0)
9月21日(日)は震災後3年ぶりにひらかれた『田村っ子ゆめまつり2014』(共催:こどもひかりプロジェクト)に参加しました。
田村市は福島県郡山市の東。阿武隈山地を超えると葛尾村・浪江町・双葉町・大熊町・川内村・富岡町・楢葉町・・・といった位置です。

~~東日本大震災や原発事故の影響により、子どもたちは放射線の不安から自然と触れ合う機会等が失われました。当事業は自然と触れ合う当たり前の活動の場を提供することにより、未来を担う子どもたちの生きる力を育む機会として開催します~~
と主催の「田村っ子の生きる力を育む会」。
今日はどんなお客様が「いどうこんちゅうかん」にいらしてくださるのでしょう?楽しみです。

f0177529_15553257.jpg
準備OK!お天気もOK !
f0177529_15561290.jpg

10時。開会のテープカット!
さあ、『田村っ子ゆめまつり2014』が始まります!

f0177529_15565889.jpg
午前中は、小さい子がたくさん来てくれました。田村の子も、神戸の子も、ヘラクレスを持つとちょっと緊張するのはいっしょ!? ヘラクレスが動くのが気になって、ピースの指に力が入らないみたい (*^^)v
f0177529_15573961.jpg
こどもとむしの会の学生スタッフ活躍中!「こっちの手でもってみて」「う・・ん・・」とってもやさしいお兄ちゃんたちです。

f0177529_1558787.jpg
この子はジャコウアゲハの幼虫がお気に入り。お散歩させてたら・・・・「ふくのなかにはいっちゃうよぉぉ・・・」
f0177529_1621591.jpg
ママと一緒にイモリちゃん。「かわいいね。」「かゎぃぃね。」 
f0177529_1623713.jpg
屋外のカヤもいいものです。子どもたちでいっぱい!
f0177529_1625271.jpg
ぬりえ、する?
f0177529_163492.jpg
1時間ぐらいかけて、じっくり観察してぬってくれました。細かい支脈を描きわけて。さすが!小学生!!!


会場を一周してみましょう。
f0177529_1644497.jpg
私たちの「いどうこんちゅうかん」のブースです。陽射しは強烈でしたがさわやかな風がずっと吹いて、ママさんたちの "いこいの場”になってました。いろいろなお話もうかがいました。

f0177529_164249.jpg
人と自然の博物館の「ゆめはく」号の展示はモルフォです。はるばる兵庫から福島まで走ってきました。
おとなりは、福島いわきのアクアマリンの移動水族館車。ヒトデやナマコが触れて、サメが泳ぐタッチプール搭載です!!!
f0177529_16133088.jpg
地元の生産物の販売もありました。暑かったのでソフトクリームには行列ができていました。わたあめも人気があったようです。
f0177529_1645777.jpg
「いどうこんちゅうかん」がウルトラマンと初共演! 福島・須賀川はウルトラの父、円谷英二さんの出身地です。シュワッチ!

f0177529_1651958.jpg
建物の中では、人と自然の博物館の「化石のレプリカづくり」。 仙台ユースの女の子ががんばっていました。古谷先生もにっこり!
f0177529_1653918.jpg
こちらは東京から来た日本科学未来館の「サイボーグ~きみの筋電でロボットが動く」のコーナーです。うでの2か所に電極を貼り、グッと力を入れて、それぞれの筋電でロボットのアームを動かします。アームを動かす人。下げる人。ハサミを開く人。閉じる人・・・8人で協力してお菓子を運びます。チームワークよくできたかな???
九州国立博物館の「アジアの文化を体験してみよう!」や兵庫県立人と自然の博物館の「タネをとばそう」もありました。(写真は20日のムシテック編をご覧ください)ステージでは和太鼓演奏もあったし、消防車も来ていました。



全市帰還がかなった3年ぶりの「田村のおまつり」ということで、どんなところなんだろう?と思いながら福島にきました。来場のみなさんに聞いたところ、今回の会場がある船引あたりは、震災当時 原発からの風が田村の方を向いていなかったのと山がさえぎってくれたのとで、線量がいわきやもっと内陸の郡山よりも低く、1カ月ほどで帰宅したとおっしゃる方が多かったです。
「おなかが大きかったので、しばらくは実家に行ってましたが、出産後すぐにもどりました。」とおっしゃる方も。「この子がその時の子で、こっち(赤ちゃん)は去年産まれました。」とにっこりのお若いお母さん。みどり輝く山々に囲まれたうつくしい街 田村には、小さな子どもがたくさんいました。この3年間 みなさんにはいろいろなことがあったとは思いますが、若いパパ・ママが子どもたちを見守る目はとても優しく、人々がふつうのしあわせな生活を送っていました。19日に見た帰還困難区域の様子。「ふつう」のありがたさを痛感した今回の福島でした。「いどうこんちゅうかん」を田村の方々が親子で楽しんでくださって、私たちもとてもうれしかったです。



f0177529_1655445.jpg
たくさんの「いどう」機材を兵庫県から福島県まで運んでくれた「ゆめはく」号の前で。古谷先生、塚本さん、いつも長距離をありがとうございます。


田村っ子ゆめまつり2014 参加者:1500名
こどもとむしの会スタッフ:小林慧人、阪上洸多、徳平拓朗、吉岡朋子(報告:吉岡)

by konchukan1 | 2014-11-05 23:40 | いどうこんちゅうかん | Comments(0)
いどうこんちゅうかんも無事終わり、せっかく福島まで来ておいてそのまま帰るのはもったいない!ということで、一晩と一日採集をしてきました。

f0177529_18241002.jpg
磐梯山のふもとでライトトラップをしました。

f0177529_18290501.jpg
気温が10℃ほどしかなく、とても寒かったのですが、ライトにはクスサンがたくさん飛来しました。
これ程の数を一度に見たのは初めてでした。
他にはムラサキシタバ、シロシタバ、ベニシタバ、クモマウスグロヤガなどが飛来しました。

f0177529_18341436.jpg
クスサン。色は個体によって少し変異があります。

ライトトラップ後の9/22には、水生昆虫を探して池を回りました。

f0177529_19022400.jpg
裏磐梯でいくつか覗いた池は、タヌキモの仲間やイモリなどが見られました。
水が澄みすぎて水生昆虫は少なかったので、この後車で別の市へ移動しました。

f0177529_18432617.jpg
写真の場所では、ゲンゴロウ類やガムシ、タガメ、ミズカマキリなどの様々な水生昆虫が見られました。
小さいですが思ったより深く、足を滑らせてはまった人は腰まで水浸しでした。
一ヶ所で大型から小型まで8種ほどのゲンゴロウが見られてとても驚きました。

それほど多くの場所を回ったわけではありませんが、福島はとても自然豊かでよいところでした。
昆虫も、兵庫とはまた違ったものが見られて興味深かったです。

(報告:徳平)



by konchukan1 | 2014-11-05 10:30 | いどうこんちゅうかん | Comments(0)