佐用町昆虫館オフィシャルブログ


by konchukan1
講演会と昆虫たいけん
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4月30日「第5回 ムシのプロがこどもたちに熱く語る ムシのお話5つ星レストラン」が、今年も神戸大学瀧川記念学術交流会館で開催されました。上の写真のセミ凧は、赤松の郷昆虫文化館のコレクションからの展示です。


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講演会のトップは橋本佳明先生(人と自然の博物館/兵庫県立大学)の「アリに化けるクモのお話」です。

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熱心にお話を聞く小学生~中学生と、50年以上前に小学生だったみなさんで会場はこのとおりいっぱい。


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「マユってなんだ?―不思議なマユ物語」をお話しいただいた 福島県農業総合センターの三田村敏正先生。お話のあとに、はるばる福島から持ってきてくださったマユが・・・いっぱい!箱から出てくる!出てくる! これは何のマユ?

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神戸大学理学部の佐倉緑先生のお話は「ミツバチが花を見つける方法」です。


そのころ1階のロビーでは・・・
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会員の加茂隆弘さんの「バランス蝶の工作」コーナーや、名古屋の高校生 石川 進一朗くんの昆虫きりがみ細工のコーナが小さな子どもたちに大人気!「ことしは なんだか 人が多いぞ!」と左端のセミ凧(赤松の郷 昆虫文化館より移動展示)がつぶやいてます。
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      右側が加茂さんのバランス蝶。    左側は石川くんのきりがみ昆虫の作品です!
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「こどもたちにもきりがみのたのしさを!」 子どもたちが自分でも切ることができるようにと、石川くんはきりがみキットをたくさん作って来てくれました。それでもすぐに Sold out! キットを作りながら切り方を教えてくれていました。アシスタント(?)の石川くんのお母さまも大活躍でした。
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会場をにぎやかにしてくれている虫の壁画は、神戸市立桃山台児童館学童保育クラブの子どもたち(小1~3)の作品です。昨年11月のこどもとむしの会のプログラム「むしのおえかき」で、昆虫標本を各自手に取ってしっかり観察して描いてくれました。「上手だね~~」「元気だね~~」と好評でした。
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「いどうこんちゅうかん」でもおなじみ。清水哲哉さんの3D写真を親子でたのしんでくれてます。

奥のスペースは恒例の標本展示です。標本箱がた~~~くさん!
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          毎年展示いただいている藤居孝聡さんの「めずらしい甲虫たち」
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             こちらは会員の高橋耕二さんの「世界の蝶」
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五月晴れの青空の下では「こんちゅうたいけん」です!生きてる虫やイモリをさわります!
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         「みんなのおっきな虫かご!」子どもも虫もカヤの中です!
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               パパ! みてみて~~!!!おっきなちょうちょ!
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                 オオゴマダラの幼虫ちゃん!
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           マダガスカルオオゴキブリも女の子となかよしに。


さわやかな六甲の風の中でジャグリングの演技を見ながらのお弁当は格別です!(すみませ~~ん!写真がありません!)
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ランチの後は、佐藤大樹先生(森林総合研究所)の「キノコと昆虫の戦い―虫から生えるきのこ冬虫夏草のふしぎ」が始まります。きのこと虫の壮絶な戦い。。。。。
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神戸大学理学部の尾崎まみこ先生は子どもたちにどんどん話しかけてくださいました。「舐(な)めて触(さわ)って虫が感じる!!」虫たちのコミュニケーションですね。
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子どもたちにわかりやすいようにと、アリさん実験キットもテーブルにひとつづつ準備してくださいました。さあ、どうなるのかな?



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    高見泰興先生(神戸大学大学院人間発達環境学研究科)は「虫の不思議なカタチの話」です。


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      島津製作所の櫛引敬嗣先生は「レントゲンで見る虫のからだのひみつ」です。





今年の5つ星のメニューはいかがでした?
シェフの先生方が子どもたちに食べやすいようにと、いっぱい工夫を凝らしてくださったお料理が7つもならびました。
先生方。お忙しい中、ありがとうございました。



ビュッフェの品々をご用意いただいたみなさま、今年もありがとうございました。
ビュッフェのおつまみに出演してくれたむしさんたち、今年もありがとう!
臨機応変にお手伝いくださった昆虫研のみなさま、ありがとうございました。 



ことしは一般の来場者がとても多く、過去最高の人数になりました。
外で遊ぶ子どもたちはとっても元気で、笑顔で。こちらも5つ星!でした。



【出 展】
①「バランス蝶 工作」加茂隆弘さん(こどもとむしの会)
②「昆虫切り紙細工」石川進一朗くん
③「世界の甲虫」藤居孝聡さん(神戸大学竹田研究室)
④「世界の蝶」高橋耕二さん(こどもとむしの会)
⑤「セミ凧」相坂耕作さん(赤松の郷昆虫文化館/こどもとむしの会)
⑥「こんちゅう3D写真」清水哲哉さん(こどもとむしの会)
⑦「屋外ジャグリング・パフォーマンス」神戸大学ジャグリングクラブ
⑧「受付」竹田先生のおくさま・おじょうさま
⑨「生き虫たいけん&カヤ遊び」中谷康弘(橿原市昆虫館)前田慧・船元祐亮・阪上洸多・徳平拓朗・中野彰人・宇野宏樹・脇村涼太郎(テネラル)

【参加者】虫好きの人々:約300名(記帳者219人) うち 子ども:約150人
     
                                 (報告:河村幸子 吉岡朋子)
# by konchukan1 | 2017-05-25 16:53 | こどもとむしの会のイベント | Comments(0)

5月20日(土) 晴れ

一日館長:八田康弘 サブ館長:近藤伸一 
天気:晴れ

記載来館者 17







昆虫館への道すがらジャケツイバラの黄色い花が満開でした。

今日の昆虫館では一日いろいろな生き物の鳴き声が聞かれました。

カジカガエル、シュレーゲルアオガエル、モリアオガエル、ニホンジカ、ハルゼミ

帰り際には久しぶりにアカショウビンの鳴き声も聞こえました。


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神戸市北区産のキベリハムシを5匹サネカズラにつけておきました。

成虫になって産卵してくれればと思います。

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近藤さんは、池に入れた木が自然な感じになるよう頑張ってレイアウトされていました。

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来館者はぼちぼちでのんびりした一日となりました。


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常連さんは採集などしてほとんど一日昆虫館で過ごしていました。

気温も高く、カラスアゲハ、ジャコウアゲハ、オナガアゲハ、キマダラセセリなどのチョウや

カワトンボが飛び回っていました。






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水槽のコオイムシの卵が1匹ずつ孵化していました。


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昆虫館周辺では、ヤナギの木にヤナギハムシ

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それを捕食するカメノコテントウの幼虫、蛹が見られ

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サルスベリの木では例年見られるチャタテムシの群がいました。

 (報告:八田康弘)


# by konchukan1 | 2017-05-20 22:06 | 佐用町昆虫館日誌 | Comments(0)

5月14日(日)の昆虫館

一日館長:竹田真木生、サブ館長:野村智範
天気晴れ
来館者:42人

掃除された水槽には魚のほか、
ゲンゴロウ、タガメ、コオイムシのビオトープ。
タガメ産卵用の石槌のようなものが、
ひっくり返しに手の部分を水上に挙げた形で突き出しています。
これはもう芸術の領域に達しています。

外も、ジャコウアゲハ、オナガアゲハ、カラスアゲハなどの黒いアゲハ類のほか、
テングチョウも入口のところを飛び交っています。

モリアオガエルとシュレーゲルの雄が外では歌合戦をし、
モリアオガエルの卵塊が2つ、いつものところの木の枝からぶら下がっています。
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こんな体色のも。
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入口のアベマキに久保さんがつけた天蚕幼虫は、
だいぶん大きくなっていますが、もう一回脱皮して繭を作ると思います。
みどりのきれいな幼虫です。
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ケージのほうには竹田が放した柞蚕が13匹大きくなってきています。
黄色い色なのですぐわかると思います。
これも、もうすぐ営繭画始まるでしょう。

天蚕と柞蚕は近似種で、交配も可能ですが、
生活史が違います。
天蚕のほうは、卵で越冬し、蛹で休眠しながら越夏しますが、
柞蚕は休眠蛹で越冬し、1年1世代または2世代します。

この休眠の制御には光周期がかかわっていて、
長日下で育つと非休眠蛹となり、世代が継続されます。
秋、短日下で育ったものは休眠蛹となり越冬し、
春に日長が長くなってくると、脳が活性化されて休眠が終結します。

天蚕(ヤママユガ)のほうは、
夏に眠るので、これは短日型の光周反応があって、
日長が短くなると休眠から覚めてきます。

これとよく似た生活史を持ったものが、
テグスをとるクスサンで繭は透けていて、スカシダワラと呼ばれますが、
今、佐用では栗の木に1cmくらいの黒い幼虫が現れています。
これは、大きくなると水色になり白い毛のたくさんはえた、
「白糸太郎」または「白髪太郎」と呼ばれる毛虫になって、
秋にはたくさん連なって木から降りて、
なかなかものすごい風景になることが多いですが、
今年もたくさんの幼虫が現れています。

山門側のアサギマダラの姿は見られませんでした。

アオバセセリの蛹は、
頭のところに大きな穴が開いていたので、ヒメバチが中から出たと思われます。

建物入口のところのアリヂゴク園は、
とてもいいアイデアだと思います。

大勢の子供が触ってい楽しんでいました。
蟻地獄は英語ではantlion、
中国語では蟻獅子でイースと呼ぶのですが、同じ発想ですね。
蟻地獄は後ろ向きにしか歩けず、
歯をスコップの替わりにして砂を背中の方向に放り上げ、
回転しながらすり鉢を掘っていきます。

蟻地獄には、肛門がなく、成虫になってからためぐそをします。
ふぐ毒のテトロドトキシンをしのぐ猛毒を獲物に打ち込んで素早く殺し、
大きなマンデブル(大あご)から、液状食をします。
この猛毒はムシが作っているのではなく、細菌の起源です。

待ち伏せ型の捕食者ですから、餌の安定供給がむつかしいので、
その年に捕まえた餌の量に応じて、2年または3年で1世代を完結しますが、
繁殖の同期化のために太陽と月の周期を読んで、真夏の一番日の長いころに羽化します。

竜野市のかたからアカマダラコガネ(または最近アカマダラハナムグリ)をいただきました。
絶滅危惧種で猛禽の巣で育つのだそうです。

ヤモリは3匹いますが、灰褐色のが1匹で、普通に見る色、
後の2匹は黒褐色です。
後者は休眠色ですか?
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あまりこの色はみかけませんね。
メラトニンが高いのでしょうか?

今日も、一日家族連れでにぎわいました。
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(報告、一日館長:竹田真木生)
# by konchukan1 | 2017-05-20 06:55 | 佐用町昆虫館日誌 | Comments(0)
2017年5月13日(土)
一日館長:近藤伸一、サブ館長:茂見節子
スタッフ:齊藤泰彦
天気:雨のち晴れ
来館記載者 2名


昆虫館は初夏の花に変わっています。広場にシャガ、網室にはキエビネ、エビネ、ホウチャクソウ、ビオトープ広場にはクリンソウが花の盛りです。

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クリンソウはシカが
食べないのでビオトープ広場に広がるといいですね。

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池の草むらでシュレーゲルアオガエルが産卵していました。

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モリアオガエルの鳴き声
が響きわたっているのでモリアオガエルもそろそろ産卵の時期でしょうか。

水槽の水がきれいになり、ゲンゴロウやタガメがよく観察できます。
コオイムシの背
中の卵も見ものです。

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清水さんからの引き継で、ジャコウアゲハの1
令幼虫の一部を
ビオトープのウマノスズクサに放しましたが、ウマノスズクサが十分に成長していないので、多くの幼虫が残り、休館中のことを心配していたのですが、日曜館長の竹田先生が世話をしてくださることになり一安心。
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 大雨注意報がでたためか来園者はわずかに親子2人、昆虫館で虫取り三昧の一日を過ごしていただけました。

茂見さんは一日中お掃除、応援に来ていただいた齋藤さん
と枯れ枝を集めて池の環境整備をしました。
東さんが来られ、キバネツノトンボを見
せていただきました。

(報告:近藤伸一)




# by konchukan1 | 2017-05-14 23:11 | 佐用町昆虫館日誌 | Comments(0)

5月7日(日)の昆虫館

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館長   :越智剛  サブ館長:岡田 浩資

スタッフ :清水哲也、久保 弘幸

天気   :晴れ

来館記帳者:38

鯉のぼりも気持ちよく泳いでいるGW最終日。

たくさんの昆虫や生き物との出会いが楽しみな1日が始まりました。

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開館準備を手伝ってくれたお二人がクワガタと触れ合いました。

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玄関脇のアリジゴク(ウスバカゲロウの幼虫)も人気のスポットですね。

アリを探しては観察、の繰り返し。

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水辺のイモリも大忙しですね。

一日中、子供たちの手から逃げたり、捕まってくれたりで。

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ゴホンダイコクコガネも見つかりました。

こうやってみると、やっぱりかっこいいですね。

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ゾウムシも綺麗です。

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昨年、整備した昆虫館脇の池も良い感じです。

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そして、昆虫館の室内に目を移すと、

ヘラクレスオオカブトに興味を持って頂いたお二人が、

実物を見ながら熱心に、お絵かきを楽しんでおられました。

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久保さんお手製の、ダンゴムシ迷路も人気を集めていました。

ダンゴムシの習性って、おもしろいですね。

私も勉強になりました。

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空には、カゲロウやカワゲラに加えて、チョウやトンボも増えてきました。

地面には、オサムシやオオセンチコガネも歩いていたようです。

子供たちの驚いた顔、喜んだ顔、捕り逃した時のくやしそうな顔、

あふれんばかりの笑顔など、たくさん出会えました。

子供たちは本当に良い顔を見せてくれますね。

昆虫もいっぱい出てきました。

また皆様方とお会いできますことを楽しみにしています!

清水さんも遠いところ、ありがとうございました!

(報告:越智 剛)


# by konchukan1 | 2017-05-08 20:51 | 佐用町昆虫館日誌 | Comments(0)