佐用町昆虫館オフィシャルブログ


by konchukan1

12月26日(土):ほたるピカピカ池の修復

天気:晴れ
担当:野村智範

地元の左官屋さん、国上氏と従業員の方によって、
池の修復作業がなされましたので報告いたします。
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暖かい12月とは言え、
早朝の昆虫館は、かなり冷え込んでいました。

ストーブをたくなど、精一杯、暖房しても、ラボ内は10℃以上にはなりませんでした。

12月20日(日)の作業ですっかり空になっていた池でしたが、
その後の降雨で水深10㎝まで水が溜まっていました。

本日の作業に備えて、前の日に、
水中ポンプで汲み出したものの、中央部の凹みには水が残っていました。
そこで、かねて用意していた「紙おむつ 大人用」(フラットタイプ)~長方形シート~を
2枚浸したところ、吸水ポリマーの大活躍により、
あっという間に残りの水は無くなりました。

紙おむつが破れない程度に水分を押し出すように絞ると、
ある程度までは再び吸水しました。
水分を蒸発させたら再び使えないかと、現在試行中です。
紙おむつは、1枚30円程度です。

「吸水ポリマー」は、砂漠の緑化などに、いろいろ利用されているようですが、
それ自体は、目に入ったりしては一大事になりかねませんから、
紙おむつを分解するようなことはしてはいけませんが、
身近な場面で、様々に役立ちそうです。
もちろん、本来の目的で、近い将来お世話になるのでしょうが。

さて、まずガスバーナーで岩の表面などを乾かす。
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セメンをこねては、はっていく。
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次に際の部分を丁寧に防水性のコンクリで埋める。
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さらに細かく補修する。
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作業は順調に進み、後は、28日(月)に水を張るように指示を受けました。
減水するようなら、再度、コンクリートの表面に防水素材を塗布するとのことです。

作業終了後、ラボ内でコーヒーを飲みながら、
水害の時のことや、展示の魚類、クワガタの標本、
カブトの飼育などに話が及びました。
国上氏は、三河地区地域づくり協議会の役員のおひとりのようで、
昆虫館のことを気にかけていて下さるのだなと感じました。
ありがたいことです。

なお、池から撤去した石の上に生えていた苔やその他の植物は、
丁寧に剥ぎ取り別に育てています。
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メダカは、我が家の水槽とすぐそばのビオトープで、すこぶる元気に泳いでいます。
イモリの何匹かは、これも我が家の水槽で春を待っています。

昆虫館の他のイモリは、冬になって、いつの間にか、居なくなりましたが、
修復され、水をたたえた池に帰ってくることを期待しつつ現在までの報告とします。
(報告、野村智範)
by konchukan1 | 2015-12-27 22:21 | 佐用町昆虫館日誌 | Comments(0)