佐用町昆虫館オフィシャルブログ


by konchukan1

6月20日(土)の昆虫館

一日館長:野村智範、サブ館長:茂見節子
スタッフ:齋藤泰彦、岡田浩資
天気: 曇時々小雨
記帳人数:58人( 実際の来館者は、少なくとも1,5倍程度 )


天気予報では、昼頃を中心に雷雨または土砂降りの気配がしましたので、
サブ館長の茂見さんも私も、それぞれ、
午前中には園内の樹木の名前を調べたり、
虫寄せのパイナップルをサルに食べられないように設置しようともくろんで来館しました。

土曜日の午前中には、来館者が全くないか、あっても数人ということが多いからです。

ところが、昨年サンTVの取材撮影の日に来館されていた姫路市のご家族を皮切りに、
先月も来館したと言われる宍粟市のご家族など、
大阪、京都、岡山方面からも、切れ目なく来館者が続き、
落ち着いてお昼ご飯を頬張る間も無いほどで、
内心、うれしい悲鳴を挙げ続けていました。

季節は梅雨。
昆虫館の梅雨と言えば、
モリアオガエルの産卵の様子がライブで観察できることが多いのです。

「卵塊」を見たことのある人は多いでしょうが、
産卵の様子を50センチ以内の至近距離から
観察できた人はそう多くないのではないかと思います。
まして、産卵後の「お母さんガエル」とスキンシップを図れる人はそうそう多くないでしょう。
モリアオガエルにとっては迷惑な話でしょうが・・・。
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モリアオガエルの「吸盤力」(? ) 。これだと、木の上で暮らしていても落っこちる心配はないね。実感!

約1年ぶりに、「モリアオガエルツアー」と称し、
卵塊や、トユの中から顔を出している可愛らしいカエルの様子、
ふ化して卵塊から池の中に落ちるおたまじゃくし、
イモリに食べられる卵塊や卵などを観察してもらいました。
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来園した? 蝶類は、茂見さんの捕まえたスジグロシロチョウのみでしたが、
標本室の昆虫標本を熱心にご覧になる人。
ラボのくわがたやカブト、イモリの幼生、トカゲ、
季節外れのエンマコオロギの鳴き声、ドンコへのミミズやり等々の触れ合いと、
思い思いの「体験活動」をしてもらえたのではないかと思います。
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この中には? 二股しっぽのニホントカゲが入っていますよ。

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ぼく、さわれたよ!イェー。

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タガメにさわれたよ。満足!

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貴重な写真を一枚。
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池の水面に仰向けになって産卵しているニホンイモリ。通称アカハラ。
おしりの辺りで下向きに折れ曲がっている葉の中に一個の卵が産みつけられました。
ラボ内のイモリの幼生の入った小型水槽の中に入れています。
産卵日時は、2015年6月20日(土)15:08。
約3週間後のふ化日時は?
楽しみ・・・。

兵庫県立大学の学生さんが、研究のためでしょうか、
昆虫と人間との関わりについて次々と質問されました。
十分答えられないでいるところへ、
齋藤さんと岡田さんが来てくだいましたので、バトンタッチしました。

ほっ。御両人は、この後昆虫館で「灯火採集」のため宿泊されました。
いろんな虫が集まってきそうな予感を感じながら昆虫館を後にしました。

昨年は7月上旬にふ化したスズムシや網舎の中を飛び交うカブトムシ、
駐車場辺りを中心に幻想的な世界をかもし出してくれるヒメボタルの光の筋、
ときどきそこを横切るゲンジボタルの一筋の光、
寺谷川のカジカの音(ね)をBGMに繰り広げられる
昆虫館ならではの世界にワクワクさが隠せません。

同時に、自動車、シカ、サル、クマ、イノシシなどの野生動物、
マムシ、ヤマカガシなどの毒ヘビなど、
夜間には昼間にはあまり無い危険と隣り合わせなのもまた、現実ですが。
( 報告 : 一日館長 野村智範 )
by konchukan1 | 2015-06-21 07:45 | 佐用町昆虫館日誌 | Comments(0)