佐用町昆虫館オフィシャルブログ


by konchukan1

5月9日(土)の昆虫館

一日館長:竹田真木生、サブ館長:久保弘幸

 今日はとても静かな昆虫館でした。なぜならば、一日でお客様が
わずか8人だったからです。みなさん、連休疲れなのでしょうか・・・
その中でお子さんはわずか2人。これではにぎやかになりようがありません。
 
 しかしラボの中は、竹田先生がアトラスオオカブトや、ヒラタクワガタ、
オオゴマダラの幼虫や成虫、トノサマバッタの群生相などを持ってこられましたので、
一気ににぎやかになりました。明日のお客さんは、得ですよ~~~。

 曇り空の下、スタッフ2名は庭のメンテナンスに精を出しました。
網室の上に厚くたまった落ち葉を落としたり、網室に覆いかぶさるように伸びていた、
スギとイチョウの枝を払ったりしました。網室内が、ずいぶん明るくなったようです。
庭にいるいろんな虫については、案内板を掛けました。

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 網室内には、新たにヒオドシチョウの蛹を追加しました。23日ごろに羽化の予定です。

 天気が少し回復した午後には、美しいジャコウアゲハの♀が、フェンス際の桜近くに
生えたオオバウマノスズクサに産卵していました。

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 玄関脇のコナラでは、クスサンの幼虫が育っています。もうすぐ「シラガタロウ」になりそう。

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 ヤブデマリの白い花には、トゲヒゲトラカミキリが訪れていました。ちょうどアブ君がやってきたところで、はいパチリ!!

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 でも、やっぱり昆虫館は子供たちの歓声が響いてないとダメです。
明日こそは、たくさんの歓声が響きますように!!!
会員の皆さん。もっともっと、昆虫館へ行きましょう。
今、室内にも庭にも、楽しい虫がどんどん増えていますよ。

補足です。午後帰りがけの瑠璃坊こと大江君に誘われ、夕方の南光寄席(瑠璃寺
のお堂で桂南光一門が寄席をやる。今年19回目)に行ってきました。さすがプ
ロの噺家さんの話芸はすごいものです。私が最後の入場者で番号129番をもら
いましたが、くじでサボテンが当たりました。お堂はほぼ満杯。落語家というの
は余芸というものをもっておられるのだそうですが、一人が三次元紙芝居という
芸(外題はシンデレラ)を披露されました。昆虫紙芝居をやられる方が見ればよ
かったかなと思います。寄席の他にも時々インドのシタールの演奏会などもやっ
ているようで、このような催しと、一日館長のリクルートを組み合せば多少館長
申し込みも改善されるかも???

 外は、たくさん小さな虫が現れてにぎやかでした(触角の極端に長いトビケラ、
カブラハバチやヒメバチの1種、様々な蛾の成虫にくわえてクスサンの幼虫が
孵ってきていました。こないだの満月に羽化したと思われるオオミズアオ(オナ
ガミズアオ?知っている人は見分け方教えてください)もカップ内に産卵してい
ます。かなり大きくなったシャチホコガの幼虫、オトシブミの巻き文、アサギマ
ダラの大きい幼虫がいました。チョウではジャコウアゲハ、オナガアゲハが飛ん
でいました。

 久保さんがサカハチチョウを捕まえて、産卵させようとされていました。

 サカハチチョウの卵は、こんなふうに積み重ねて産卵されます。ヘンテコリンですね!

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 水色の胴体に赤褐色の翅をもったきれいなカワトンボが2つの池の周りに
うろうろしていました。甲虫ではトラカミキリ(タケトラカミキリ?)とオオセ
ンチコガネが飛んでいました。茶色のカワゲラやカゲロウも飛んでいました。

 トイレの横にたぶん野村先生がセットアップされたと思しきコンニャクの花鞘が突
き出してきてかなり異様な巨大な花が現れるのではないかと思います。注目で
す。開花に遭遇した幸運な館長はぜひ写真を送信してください。

 モリアオガエルの産卵はまだ始まっていませんが、鳴き声は聞かれます。ウマノスズクサの方は
草本のものと木本のものとフェノロジーに多少違いがあることがわかります。オ
オバの方はもう大きな葉が付いていてそれに今ジャコウアゲハが活発な産卵活動
を見せていますが、草本の方はようやくツルが頭を出したほどです。

 川沿い、昆虫館から下に2-3本百日紅が並んでいますが、そのうちの一つに茶たてむしのコロニーが2塊毎年出ますが、今年も出ています。子供たち、面白いから見てみてください。地下ずくとワーと分散し、また
阿多住まってきます。彼らは何で固まって何をしているのでしょうか?
 
 コトコトと茶をたてるみたいな音を立てるのでこの名前が付いたそうですが、最近目のレ
ベルで置き換えが行われ、かじる口とストローのような口を持った2つのシラミの仲間(Mallophaga, Anoiplura)が、こちらの仲間に移されているようです。

 そしてカジリムシ目Psocopteraという名が与えられています。目の再配置があったわりにはなぜそうされたかという議論を聞きませんでした。誰かこのいきさつをご存知の方解説してください。チャタテムシとシラミが同じ仲間だといわれてもピンときませんよね。
 カジリムシ目って言われると、「おしりかじりむし」を思い出しますね(笑)。

by konchukan1 | 2015-05-10 22:10 | 佐用町昆虫館日誌 | Comments(0)