佐用町昆虫館オフィシャルブログ


by konchukan1

昆虫館の被災・復旧の状況(4)合同救援隊

 2009年8月23日、「NPO法人こどもとむしの会」と、「千種川圏域清流づくり委員会」がタイアップして、船越の昆虫館およびその周辺の被災家屋への復旧活動を行いました。メールを通じて呼びかけたところ、両グループ併せて40名を超える大軍団となり、何名かは上月の民家への支援にまわって頂きました。
 三木さんの歯切れの良い名差配の下、大軍団はさっと動き始めました。
 人数が多く、若者が多かったため、午前中は「民家」「昆虫館内部泥だし」「昆虫館網舎中泥だし」「希少なシダのハリマイノデほりあげ」「昆虫館入り口の土砂あげ兼土嚢づくり」の5グループでスタート。
 特に滋賀県庁の防災担当の若手職員の皆さんが男女併せて14名も来て下さり、土嚢のくくり方、積み上げ方などの講習付き。作業しながら交流する・・・といった、力仕事のつらさを忘れながらの作業でした。彼らのリーダーは、千種川の自然再生事業に関わってくれていた歴代職員さん。
 また参加者の中には、前の千種川の管理的立場である、前上郡土木事務所H課長さん達も参加。皆さん千種川流域への支援を続けて下さっています。

 頑張りすぎないように、定期的に休憩を取り、冷たい谷川の中で談笑したり、佐用町から差し入れて頂いたパンでエネルギー補給したり。

 思った以上に作業がはかどり、午後は「館内の荷物整理」「井戸周辺の土砂撤去」「瑠璃寺売店(おさる茶屋)の復旧作業」に分かれてもう一がんばりしました。

 初めて顔を合わす混成軍団でしたが、皆さん積極的な動きをされて、すばらしい動きができたと思います。

 ボランティアセンターだけでは把握できない地域や、ボランティアの依頼を遠慮してしまっておられる被災者の方に、押しつけではありませんが、昆虫館を通じて地元の仲間に入れて頂いた新参者達が、「お手伝いしましょうか?」と地域貢献できたのは大きな成果だと思います。

 復旧までにはまだまだ先は長く、つらい日々が続きますが、三木さんと昆虫館の復活を目指してまた第2回目を実現させて行きたいと話しました。

 遠くから集まって下さった皆さんに感謝! 何度も足を運んで応援頂いた佐用町役場さんに感謝! これからも先は長いので、応援宜しくお願いします。

 昆虫館に関する作業の進捗状況は次の通りです。

1 昆虫館前駐車場は流木を整理し、穴埋めをして20台は入るようになった。(注・進入路2カ所)
2 施設に接した道路、浸食部分の埋め戻し完了。(水路に接した部分の土砂はまだ柔らかいので注意)
3 各施設の入り口や通路付近の土砂はほとんど排除。
4 各施設や本館の窓などに雨水、土砂が流入しないように土嚢で囲む。
5 北西倉庫の土砂排除、整備完了(被災前より良くなった)。シャッターは壊れてありません。
6 ラボ内の清掃と物入れにあった物品、備品などの廃棄と整理
7 網舎内の土砂排除
8 ポンプ、井戸周辺の土砂排除
9 ポンプの修理

 みなさまのおかげで当面の手作業はほぼ完了し、施設内が乾くのを待つだけの状況になりました。施設全体の土砂排除は残っていますが、これは人力では無理なので、機械(バックホウ)の出番を待つだけです。機械作業のあとに植物の掘り起こしなど、多くの作業が残っています。役場がシカ防止用の網を届けてくれました。庭の植物が食べられないうちに(冬までに)囲う作業も大切です。


作戦会議
f0177529_20274548.jpg


ラボ内の清掃
f0177529_20273546.jpg


希少シダ植物「ハリマイノデ」の救出。よく見つかりましたね。
f0177529_202754100.jpg


同じく被災した瑠璃寺手前「おさる茶屋」の復旧支援
f0177529_20271147.jpg


昆虫館近隣民家の泥上げ
f0177529_2105099.jpg


おつかれさまでした
f0177529_20272464.jpg


(横山 正・近藤伸一)
Commented by 横山正 at 2009-08-25 12:01 x
滋賀県からの応援隊からの感想が届きました。
その1
滋賀県 T です.滋賀県隊無事に帰県しました.

今回の経験を通じて,若い職員はひとりひとり思うところがあったようです.
県民の皆さんのために働くことってどういうことなのか,考える機会を頂戴する ことができました.

非効率な部分もありましたが,皆さんにお礼を言っていただいたこと,皆,本当 に感動していました.こういった,助け合いから始まる関係の大切さを改めて感 じさせて頂いた次第です.
いただいたありがとうを「ありがとう」で返させて頂きたいと思います.
それでは,佐用の皆さんの力強い復興と,またゆっくり飲みながらお話しできることを祈念して,お礼の言葉とさせて頂きます.
Commented by 滋賀県からの感想が届きました  at 2009-08-25 12:07 x
その2
滋賀県庁のNです。 23日(日)の復旧作業お疲れ様でした。
私たちは作業後の汗を流そうと佐用町三日月の志文川沿いの「けんこうの里三日月」に立ち寄りましたが、被災者の方とボランティアに参加された方は無料で温泉が利用できるということで、私たちも無料で利用させていただきました。
また、有志を募って参加しましたが、参加者はみんな感謝の言葉をいただき、参加して本当によかったと感想を言っていました。
私も今回の作業を通じて、様々な立場の方々と交流できたこと、流木によ る家屋の破壊や河道の閉塞に伴う氾濫等の被災時の状況、被災後の復興時の作業の進め方や作業に役立つ道具等、たくさんのことを学ばせていただきました。
佐用町の被災現場を目の当たりにして、河川だけでなく荒廃した山林の管理等、減災へ向けて検討すべき課題も多いと感じた一方、昨日の作業のように、今後、土木事業の予算が削減されたとしても、公務員としてできる仕事はたくさんあると感じることができました。
今回の作業はたった1日の限られた時間であったことから、私たちのできることは限られていましたが、少しでも被災者の方を励ますことができて本望です。
by konchukan1 | 2009-08-24 20:32 | 豪雨災害・復興の状況 | Comments(2)