佐用町昆虫館オフィシャルブログ


by konchukan1
f0177529_10443022.jpg

# by konchukan1 | 2017-04-01 23:44 | 一日館長 | Comments(0)

初蝶ニュースNo.7

 ふと気が付けば、もう3月も下旬。昆虫館開館まであと10日になりました。初蝶ニュースも今日を入れてあと3回です。

 今週は暖かい日が多かったのと、3連休が絶好の日和だったのとで、一気に蝶の目撃が増えました。

 奈良県橿原市、明日香村、大阪府枚方市、兵庫県たつの市、伊丹市、愛媛県今治市など、各所からモンシロチョウ情報が届いたほか、橿原市からルリシジミ情報が、神戸市からベニシジミ情報がやってきました。瑠璃・紅はこの春の初見です。意外に遅かったですね。
 でも、シジミチョウの仲間が出てくると、うれしさもひとしおです。あと、大和と燕をよろしくお願いします。

 
f0177529_2225816.jpg

 モンシロチョウ 大阪府枚方市 西元大作さん撮影

 
f0177529_22262994.jpg

 ベニシジミ  兵庫県神戸市  清水萌花さん撮影

 他にも今週は、キタキチョウ・ツマグロキチョウ・アカタテハ・キタテハ・ヒオドシチョウ・ウラギンシジミ・ムラサキシジミ・テングチョウ・マエアカスカシノメイガなどの蝶・蛾情報をいただきました。

 そしてミツバチ・ナミテントウなども活動が活発になってきたようです。

 ひとつトピックスなのですが、神戸市の清水さんから「ツノブトホタルモドキ」の情報を、写真と共にいただきました。

 
f0177529_2231511.jpg

 ツノブトホタルモドキ  神戸市  清水典子さん撮影

 この虫の事を調べたいのですが、残念なことに私の手元には文献がありません。どなたかこの虫についてご存知の方、ぜひぜひご教示をお願いいたします。

 初蝶リレーもあと10日、最後の頑張りでアゲハやツマキもゲットしたいですね!

 情報はこちらまで  smallbluekh@hotmail.co.jp

初蝶リレー担当  久保弘幸
# by konchukan1 | 2017-03-20 22:33 | 初蝶リレー | Comments(0)
参加者:、久保弘幸、娘さん、野村智範、八田康弘、末宗安之

いよいよ開館まで2週間を切り、準備は待ったなしの時期に。
3月26日(日)の開館準備2に向けて、5人で開館準備の前半を行いました。

久しぶりに来てみると、やはり駐車場の陰には雪が残っていました。
来週には消えると思います。
f0177529_10545229.jpg


昨日、近藤さん、久保さんが準備に来られ、
近藤先生が新しいコンクリートの上に、
見事な「アリさんの道」を塗装して下さっています。
素晴らしい出来映えです。
f0177529_10552910.jpg


八田先生は懸案に樋の落ち葉を、それも一人で全て掻き出してくださいました。
2時間かかりました。
f0177529_1056323.jpg


久保さんは17日に書籍の移動もして下さり、
一日あけて今日も準備に来てくれました。
娘さんと標本室の壁を徹底的にアルコールで拭いてくれました。
f0177529_10572113.jpg


私も床に掃除機をかけた後、しっかり磨きました。
f0177529_10574066.jpg


f0177529_10575448.jpg

野村先生はエンジンブロアーで落ち葉を集めてくれました。すごい威力です。
玄関周りもブロアーできれいになりました。
 
作業は4時くらいにいったん終了。
室内は壁をアルコールで拭いて、久保さんが準備してくれたテーブルのクリアカバーも新調しました。
f0177529_10584893.jpg

外回りの溝も久保さんがゴミを掻き出してくれたので、とてもきれいになりました。
f0177529_1059516.jpg


入り口付近もしっかり拭いて、窓や壁もきれいにしました。
f0177529_10592151.jpg

 
今日は朝こそ寒かったですが、
日中は暖かくなり、ヒオドシチョウもやって来ました。
いよいよ春が近づきました。 
今シーズンも佐用町昆虫館は、4月1日(土)から開館です。
皆様、ぜひ楽しいひとときを、
この自然豊かな昆虫館でお過ごし下さい。
f0177529_110208.jpg

(報告:末宗安之) 
# by konchukan1 | 2017-03-20 11:00 | 佐用町昆虫館日誌 | Comments(0)
 今日はとても良いお天気でしたね。その良いお天気に誘われて、今日はあちこちで蝶が目撃されました。姫路市と播磨町ではモンシロチョウが、奈良県ではモンキチョウが飛んで、それぞれ「県下第1号」となりました。

 姫路市の松下陽子さんは、いつも観察をされている市内のフィールドでモンシロチョウの目撃です。この観察場所は、温度条件が良いようで、毎年早い時期にモンシロ情報をいただきます。ご自身のブログにも、すばらしい飛翔写真をアップされていますので、どうぞご覧ください。

 http://himeji555.exblog.jp/

 かく言うワタクシも、播磨町内でモンシロ2雄+モンキ1雌を目撃。でもモンシロ1号は僅差で松下さんの栄冠でした。

 ところが驚くことに、なんと北の仙台市、清水哲哉さんからもモンシロチョウ出現情報をいただきました。清水さんが畑の手入れをされているときに、みつけたそうです。すごいですね。
 
f0177529_237579.jpg


 大阪府の黒木陽大さんからは、奈良県田原本町でのモンキチョウ目撃情報をいただきました。ちょっと遠くて、♂か♀かはわからなかったそうですが、これが奈良県のモンキ第1号です。

 なんだかワクワクする初蝶の季節。皆さんからの情報を、もっともっと欲しい! もっと春を知らせたい! どうぞ情報をよろしくお願いします。もちろん、こどもとむしの会会員でなくても大歓迎です。

 情報はこちらまで  smallbluekh@hotmail.co.jp

初蝶リレー担当  久保弘幸
# by konchukan1 | 2017-03-12 23:11 | 初蝶リレー | Comments(0)

初蝶ニュースNo.5


 今週は、ついモンキチョウ(1♀)が飛んで、めでたく「初見」となりました。
去年のモンキチョウの初見は3月4日(姫路市)でしたから、1日早い目撃にな
りますが、ほぼ平年並みと言えそうです(私個人の観察ですが、モンキチョウの
初見記録で最も早いのは2004年の2月21日でした)。

 2017年3月3日 播磨町 モンキチョウ♀
f0177529_22151524.jpg
 

 そして今日、またまた新たな情報をいただいています。

【越冬組登場!】

 まず、齋藤泰彦さんからは、宝塚市でのイシガケチョウとテングチョウの目撃
情報です。お墓参りに行かれた際の目撃だそうですが、イシガケチョウはお墓に
備えられたストックの花で吸蜜していたとのことです。長い越冬で、おなかがす
いていたんでしょうね。

 脇村涼太郎さんからは、昆虫館でのイカリモンガの目撃報告がありました。こ
ちらは初蛾ですね。イカリモンガは、夏に発生した2化目の個体が越冬すると図
鑑には書かれていますが、私も越冬直後の個体は見たことがありません。なかな
かキュートな蛾です。

 中川貴美子さんからは、神戸市西区でツマグロキチョウの目撃情報です。ツマ
グロキチョウは、ここ数年、生息地から離れた場所での越冬個体確認が続いています。

 
f0177529_22175868.jpg

 

 斎藤さん、脇村さん、なかがわさん、どうもありがとうございました。

【沖縄情報】

 ところで今週、会員の山本勇さんからメールをいただきました。2月に沖縄本
島へ行かれ、ジャコウアゲハやクロアゲハなどを目撃されたとのことです。その
山本さんが「沖縄のように年中蝶が見られるところでは、初蝶という観念も違う
のでしょうか」とメールに書かれていたのを読んで、「そういえばそうだ」と今
更ながら思い至りました。

 確かに沖縄では、ほぼ年間を通じて蝶の姿があるようですし、たとえば成虫越
冬中のマダラチョウの仲間でも、気温が上がれば活動します。もちろん、寒冷な
時期(といっても那覇市の今年2月の平均気温は17.1度、日最高気温の平均は20
度近くあります)には成虫が見られない蝶もいるのでしょうが、それを補って余
りある蝶がいるわけですから、なるほど「初蝶」という感覚は、寒い時期には蝶
がほとんど(あるいは全く)見られない地域で、蝶の飛翔に春の到来を感じるこ
とができる地域にしかない感覚なのかもしれません。

 初蝶リレーでは、一応、「立春を過ぎてから、初めて現れるその年に羽化した
蝶」を初蝶と呼ぶことにしていますが、それじゃあ、今年のように1月上旬に見
られたベニシジミやヤマトシジミ、ウラナミシジミは「初蝶」じゃないのか、と
突っ込まないでくださいね。私も困ってしまいますから。

 「その年に最初に見られた記録」を、虫屋さんは「初見」と呼んでいます。と
ころが1月上旬ごろの記録については、「初見じゃなく、去年の生き残りだ」と
いう反論もあるようです。しかし一方で、希ではありますが1月に羽化する蝶も
いるのは確かで、私も去年の1月7日には、羽化したての新鮮なモンシロチョウ1
♂を目撃しています。

 けれどもこうして寒い時期に羽化する蝶は、その後の寒さで絶えてしまうこと
がほとんどです。

 日本蝶類研究の泰斗である故白水隆博士は、「次世代への有為な発生に結びつ
かないと思われる以上に早い記録」を、初見とは別に「早発記録」と呼ぶことを
提唱されていたようですが、これもひとつの考え方ですね。

 初蝶リレーで立春を基準にした理由は、近畿地方では、おおむね1月末~2月上
旬の頃に、気温がその冬の最低水準となり、その後は寒暖を繰り返しながら緩や
かに上昇してゆくことが多いからです。つまり、この最も寒い時期を境としてそ
の後に現れる蝶から、その年の世代の始まりだと考えたわけです。下は、2014
~15年と、2015年~16年の冬の日平均気温変化を、10日の移動平均にしたグ
ラフです。ちょうど1月末~2月初めに、その冬の「底の寒さ」がやってきてい
ることがわかります。

f0177529_2219596.jpg



 でもこれは、あくまでも「初蝶リレー」という催しをおこなうための決めごと
ですから、あまりこだわる必要はありません。みなさんそれぞれに、初蝶を楽し
んでいただければいいのです。

 でも「初蝶」という私たちにとって当たり前のような感覚も、所変われば全然
違うんだと、あらためて気づきました。


 今週も、皆様の情報をお待ちしております。
 情報はこちらまで=smallbluekh@hotmail.co.jp

 初蝶リレー担当 久保弘幸
# by konchukan1 | 2017-03-05 22:23 | 初蝶リレー | Comments(1)